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漫画やイラストのキャラクターやSNSのアイコン等にある著作権とは

漫画やイラストのキャラクターやSNSのアイコン等にある著作権とは

漫画やイラストのキャラクターやSNSのアイコン等にある著作権とは

自分で何かを創作しようとした時、ゼロから自分で全てを生み出すのはとても大変な事です。そこには多くの才能や、発想や、努力などが必要になってきます。

そこで便利なのがネットです。ネットで自分が理想とするイメージを検索すれば、既に才能あふれる創作者達が、たくさんの創作物をアップしてくれています。

では、これらの創作物は自分で好きなように使用して良いのでしょうか?

答えは、ダメです。

なぜなら、全ての創作物には著作権と呼ばれる権利が創作者にはあるからです。

この著作権には不明瞭な点も多く、一般の人が完全な解釈を持ち合わせているケースが少ないため、トラブルになる事も多いです。

しかし著作権は立派な法律です。破ってしまうと、場合によっては厳罰によって処罰されてしまう事も・・・。

今回はそんな分かりづらい著作権について、軽く触れていこうと思います。

★本記事について

こちらの記事では、主に絵やイラスト、漫画などの著作権について、分かりやすく簡単に解説しています

漫画やイラストにある著作権とは

著作権という言葉を聞いた事があると思います。著作権とは、

著作権法 第2条第1項第1号

思想又は感情を創作的に表現したものであつて、
文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの

と法律で定められており、要約すると『自分の思想や感情を、文字や絵や音楽などにして表現したもの』と言うことです。

著作権とは、音楽でも絵でも創作物を誰から作ったら、それを作った瞬間に発生するものです。著作権は立派な『著作権法』という法律ですので、侵害すると犯罪になりますし、重い罰則もあります。※後で触れます。

漫画やイラストにも当然著作権があり、創作や利用には注意すべき点がいくつか存在します。創作者と利用者に分けて解説します。

★創作者が注意すべき点★

  1. 既存の作品をパクらない事
  2. 二次創作は元の著作者の許可を取る事
    ※取らない場合は法律的にはアウト
  3. 創作したら、どんどん公表しよう
    ※著作物の先使用権(せんしようけん)の主張の為
  4. 個人から創作の依頼を受ける場合は、利用者に著作権について説明する事

★利用者が注意すべき点★

  1. 著作物を勝手に使用、改変、二次使用しない事
  2. ネットにある創作物は基本的に全て誰かの著作物だと理解する
  3. 個人で楽しむ目的だけの場合は自由に利用出来る(例外有り)

ここで覚えておくべき事は、基本的に全ての創作物には著作権が存在するという事。自分が創った物も、誰かが作ったものも、等しく著作権という権利で守られています。

気軽にパクったり、手軽に手に入るからと勝手に使用したりしないようにしましょう。その行為、犯罪になるかもしれませんよ!

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タヌえもん

ねぇ、僕ってセーフなの?

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まるみや

は?何が?

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タヌえもん

いや、だからその・・・ボクの名前とか・・・

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まるみや

うん?何言ってるのか全然分からないなぁ?僕が自分で考えて付けた名前だけど?

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タヌえもん

・・・うん、そうだよね。ありがとう。

知っておくべき著作権の種類

一言に著作権と言っても、様々な種類が存在します。

どれも著作物に対する権利という意味では同じですし、制作するにあたってどの著作物にあたるのか~なんて事を意識して創作する必要は無いのですが、創作者としては知っておいて損は無いでしょう。

著作物の種類

①一般の著作物

著作物とは、前述の通り『自分の思想や感情を、文字や絵や音楽などにして表現したもの』ですが、細かく分類するとこのようになります。

言語の著作物 講演、論文、レポート、作文、小説、脚本、詩歌、俳句など
音楽の著作物 楽曲、楽曲を伴う歌詞
舞踊、無言劇の著作物 日本舞踊、バレエ、ダンス、舞踏、パントマイムの振り付け
美術の著作物 絵画、版画、彫刻、マンガ、書、舞台装置など(美術工芸品を含む)
建築の著作物 芸術的な建築物
地図、図形の著作物 地図、学術的な図面、図表、設計図、立体模型、地球儀など
映画の著作物 劇場用映画、アニメ、ビデオ、ゲームソフトの映像部分などの「録画されている動く影像」
写真の著作物 写真、グラビアなど
プログラムの著作物 コンピューター・プログラム

※出典 文化庁「著作権なるほど質問箱

また、著作物とされるものは記録されている必要は無く、「即興の歌」にも著作権が発生します。

二次的創作物

創作的な加工によって作られた創作物には著作権が発生します。元になった創作物を「一次創作物」、海外の本を翻訳した翻訳本などは、「二次創作物」として保護されます。

二次創作物を創るには、基本的に一次創作物の著作者の許可が必要です。

日本では原作のある漫画をファンアートや同人誌等にして販売するケースがありますが、ほとんどのケースで許可を取っていないので、本来はアウトです。

最初に描いたとおり、著作権侵害は親告罪なので、元の著作者が訴えていないというだけですね。

編集著作物

例えば、漫画雑誌のようにそれぞれの作者が別々に描いた漫画を編集し、一つの雑誌として販売するような「編集物」は、著作物として保護されます。

この場合は、仮にその「編集物」の全体を複製したりする場合には、その「編集物」全ての著作者に対して許可の取得が必要です。

共同著作物

二人以上の者が共同して創作したものは、「共同著作物」として保護されます。

しかし「共同著作物」として定義されるのは、その二人の作業内容が分離出来ない場合に限るとされています。

例えば、イラストで言うと線画を描いたのがAさん、色を塗ったのがBさんのように、作業が明確に分離されている場合は共同著作物とはなりません。

料理のように、混ぜてしまうとどこまでが誰の作業分なのかが分からなくなってしまうような権利の分離が不可能な著作物が「共同著作物」として保護されます。

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まるみや

今は漫画やアニメの二次創作はファン活動として黙認されてるケースがほとんどみたいだね。

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タヌえもん

中にはエゲつない利益を出す人がいるからそういう人は危ないかもね・・・

創作者の著作権に対する疑問

著作権は線引きが結構あいまいです。その為、創作者の立場から様々な疑問も出てきますよね?例えば、

  • 同じ創作物を同時に作ったらどうなるの?
  • 自分の著作物だとどうやって証明するの?
  • 自分が作ったものが偶然誰かと同じだったら?
  • どこまでパクったら著作権侵害なの?
  • 著作権を侵害するとどうなるの?

これらの疑問はよくあるもので、詳細に説明するとややこしくなるので、ここでは簡単に説明していきます。

同じ創作物を同時に作ったらどうなるの?

二人に著作権が発生します

これはまず著作権の考え方として、『思想または感情を創作的に表現したもの』という部分から、別の人間がまったくの同時に同じ思想、感情を有し、創作的に表現したものがまったく同じになるなんてありえない、という前提があります。

その為、別々の創作物として二人に著作権が発生する事になります。

自分の著作物だとどうやって証明するの?

明確な証拠が必要です

例えば、誰かが自分の創作したキャラクターと同じキャラクターを自分の作品だとして公表した場合、その人よりも自分の方が先に作成し、自分が創作したものだという明確な証拠が必要になります。

そういった不安を持つのであれば、日頃から創作物は作成したらすぐにネットで発信したり、記録として保存しておきましょう。

自分が作ったものが偶然誰かと同じだったら?

『類似性』により判断されるでしょう

まずは、その誰かの作品が「創作性」のあるものかが見られます。例えば、誰でも思いつくような簡単なデザインや、既に存在する自然物などなら問題ありません。誰でも描ける簡単な棒人間には著作権は発生しないという事です。

次に、その誰かの作品に対してどこまで『類似性』があるかが重要です。『創作物』である以上、その作品の表面的、形式的、本質的な類似はそう簡単には起こりません。そういった『類似性』に当てはまる部分が多いと、著作権侵害と判断される事もあります。

どこまでパクったら著作権侵害なの?

パクったらアウト。オマージュに留めよう

先ほどの『類似性』に近いですが、本質的な部分が同じだと判断されると著作権侵害になる可能性が高いので、あくまで「影響を受けて創作した」に留めるべきです。全ての創作者は、必ず何かに影響を受けているので、それは問題ありません。その上で自分の発想やイメージで創作する事が大事なのです。

著作権を侵害するとどうなるの?

犯罪になりますが、罰則はケースバイケース

著作権侵害は、親告罪という被害者が告訴して初めて罪となる犯罪です。言い換えればバレ無ければ良いのですが、結構バレます。

【著作権侵害の罰則】
著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金

しかし個人間で悪意無く侵害してしまったケースや、利権が絡んでいなかったりするケースの場合は、示談で終わる事も多いでしょう。

有名な作品や作者、悪意ある侵害の場合は厳罰になる事もあるので、注意が必要です。最近ではダウンロード規制法が成立し、知らないうちに著作権を侵害してしまう事もありますので気をつけましょう。

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まるみや

著作権は創作者を守るものだから、しっかりと理解して権利を守りたいよね

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タヌえもん

一部ユーザーの中には、『著作権=悪と』捉えている人もいるから要注意だよ・・・

まとめ

著作権とは、創作物を守るための法律であって、決して皆さんの生活を不便にさせたり、縛ったりするものではありません。

そもそも著作権が無くなってしまったら、パクリ、転載、改変、二次利用やり放題。そんな世の中じゃ、誰も創作なんてする意欲が湧かなくなりますよね。

著作権があるから、より素晴らしい創作物が日々生まれていきますし、そういった技術が育ち、発展し、また新たな創作物が生まれる土台になっているんです。

創作物を創る人も利用する人も、しっかりとルールを守って楽しみましょう。