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イラスト初心者でも描ける!簡単な手の描き方と描けない&苦手な理由

人体の中でも『手』は関節が多く複雑な作りをしているため、絵を描く上で苦手だと思っている人が多いパーツです。

僕も手を描くのは本当に苦手だったのですが、どうしても大好きなイラストレーターのように手が描けるようになりたかったので、人体の骨の構造や筋肉の構造を勉強し、手をひたすら描きまくっていたら、いつの間にか描けるようになっていました。

こちらの記事では、そんな僕の経験から、出来るだけ初心者の方でも簡単に描けるように試行錯誤しまくって考えた手法を解説していきますので、是非参考にして下さい。

記事の内容を実践していけば、以下の画像のように成長が可能です。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 上達の流れ--1024x1024.png です

今回は、いきなり③を目指すのは難しいので、①から②を目指すつもりで解説していきます。

★本記事について

こちらの記事では、手を描くのが苦手な人や、イラスト初心者の方向けに、手の描き方を解説していきます。

手がうまく描けない&苦手な理由

手が上手く描けない理由は、大きく分けて3つあります。それは、

  1. 手の構造を理解していない
  2. アタリがうまく描けていない
  3. 練習不足

この3点です。

初心者の方が絵をうまく描けない理由の一つは、全てを想像で描いてしまう点です。実物や他の人のイラストを見て、その対象を二次元的な平面で捉えて絵にしようとするので、上手く描けないという流れです。

どんな物にも、必ずその物体を構成している組織や仕組みがあり、それらの構造をある程度理解していないと絵にするのは難しいです。

構造を理解したら、それを簡単な物体にして描く事。これがアタリです。

アタリとは、イメージしたものをだいたいの形とバランスで絵にして描く事で、この作業は絵を描く上でとても大事です。

最後は、当然ですが 練習です。

これは断言しても良いですが、絵とは、何歳であろうとセンスがあろうが無かろうが、練習すれば誰でも必ず描けるようになります。才能があるとか無いとかの話は、プロになるかならないかの段階でする話であって、そのレベルまでは誰でも到達可能です。

自信を持って、ひたすら練習していきましょう。

手の構造を理解しよう

先ほども描いたとおり、手を描くためには手の構造を理解する必要があります。

手の構造で最初に覚えるべきポイントは2つです。

  1. 骨の形を覚えよう
  2. 指の関節について知ろう

骨とは、つまり骨組みです。家を建てるとき、まず柱を建てますよね?あれです。柱が無ければ家は建たないし、柱を適当に配置したのでは家は簡単に崩れてしまいます。

まずは大事な骨の形を簡単に覚えましょう。

骨の形を覚えよう

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 手の構造-1024x639.png です

画像の右の部分が大まかな骨の形です。実際はもっと複雑ですが、手を描くのに必要な骨だけ抽出し、簡単にしています。

ここで注目すべきは、

  1. 骨は手首から放射状に伸びている
  2. 指の付け根はまっすぐではない

指は縦にまっすぐ生えているのではなく、手首のあたりから放射状に伸びているという点です。画像にするとこのようになります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 放射状に伸びる指-1024x619.png です

そして、指の付け根はまっすぐではなく、中指を中心に山形になっています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 指の付け根は山形-.png です

この2点は非常に重要なので必ず覚えておきましょう。

指の関節について知ろう

指の関節は、手を描く上で一番難解な点です。

ところが、実は指の関節は曲がり方に法則があって、その法則さえ抑えてしまえばどうという事はありません。いうなればルールです。ルールに従った曲がり方しか出来ないので、そのルールを知れば良いわけです。

そして、そのルールを知る上で一番簡単な方法は自分の手を見ることです。自分の手を見れば、どの関節がどのように曲がるかが明確に分かります。

しかし、意識しないと気付かない部分がありますので、その点だけ触れておきます。

  1. 指は閉じると中心に寄る
  2. 指の根元の関節の曲がり方
  3. 第一関節の曲がり方

①指は閉じると中央へ寄る

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 指は閉じると中央へ寄る.png です

指は開いている間は放射上に伸びていますが、閉じると逆に中央に寄る性質があります。グーのように握る手を描く時は意識しておくとリアリティが増します。

②指の根元の関節の曲がり方

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 指の根本関節の曲がり方.png です

これは勘違いしている人が多いですが、指の根元の関節は骨の画像にもあるように青い部分の中にあるので、指の股の部分ではなく、その少し下から曲がります。

手の甲の尖った部分が機軸になって曲がるので、目印にしましょう。

③第一関節の曲がり方

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 第一関節の曲がり方.png です

指の第一関節は基本的に第二関節と一緒に曲がるので、何か物を持っていたり何かに押し付けていたりしない限りは、第二関節とセットで曲がると覚えておきましょう。パッと見違和感が無いかもしれませんが、普通はありえません。※ちなみに僕は出来ません・・・。

最低限、このルールを守れれば違和感のある手にはなりません。

構造(骨)を知り、ルール(関節)を知る事で、手を描く準備が整いました。次は実際に描いていきましょう。

手のアタリの描き方

アタリとは絵を描く上で重要と先ほど描きましたが、手を描く上ではもっとも大事です。この部分で8割決まるといっても過言ではありません。

なので、まずはこのアタリを描く練習をしていきましょう。

丸い手を描く

まずは、手を丸い物体として描いていきましょう。

手の平の四角から描くと良いという人が多いですが、僕は圧倒的に丸をオススメします。なぜなら、四角で描くより丸の方が簡単だからです。

実際に描いていきましょう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 丸い手.png です

どうでしょう?これなら割と簡単ですよね(笑)

ここでのポイントは、手首に付いている丸い物体を、平面ではなく立体物として理解することです。

手首がどのようにくっついているのか?それを意識して、あらゆる角度から描いていきましょう。

これが問題なく描けるようになったら、次のステップです。

指袋と親指を描く

今度は、先ほど描いた丸い手に指袋(まるみや命名)を描きましょう。

ここではまだ細かい指は描かなくて大丈夫です。指をまとめた指袋なるものを描いて、大体のイメージを持てるようにしましょう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 指袋--1024x613.png です

指袋を描く時のポイントは、厚みと長さを意識して描く事です。指袋の長さと、丸手の残りの長さが同じになるように描いてください。厚みを意識する事で、平面ではなく、立体物として物体を描く力が身に付くので、上達が早いです。

親指は、親指の先っぽが指袋の付け根にくる長さで描くのがポイントです。

こちらも、色々な角度で描けるようになるまでひたすら描いていきましょう。

これに慣れてきたら、今度は、骨の構造と関節のルールを元に指を曲げてみましょう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 指袋を曲げる-1.png です

これは難易度が上がってきていますので、慣れるまでひたすら練習です。自分の指を見ながら、色んな形を描いていきましょう。

ここでのポイントは面を捉える事です。

画像でも色分けされていますが、この面を面として捉えているのと、なんとなく描いているのでは雲泥の差があります。

このフェーズをしっかり練習する事で、あとは応用でどんな形の手も描けるようになります。

手の平(手の甲)を描こう

指袋を描いたり曲げるのに慣れてきたら、次は手の平を描きましょう。

手の平は、自分の手を見れば分かりますが、長方形というよりは正方形に近い形をしています。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 手のひらを書く.png です

ここでのポイントは、骨の位置、手の平の形を意識する事です。

手の平は、常に中指を中心にしてバランスをとりましょう。自分の手の平を大きく広げてみると、中指が中心にあるのが分かると思います。

画像のように形を意識して描いてみましょう。ここも、何度も反復の練習が必要です。

ここまでの流れを慣れるまでひたすら練習します。ここの練習が足りないと、次のステップに行っても上手く描けませんので、ここはジッと我慢して、もう大丈夫と自信が持てるようになるまでひたすら練習してください。

この項目で大事なのはバランスを意識する事。まだ細かい部分は無視してよいので、自分の手と比較しながらバランスを意識して描いていきましょう。

ラフを描いていく

さぁ、ようやく「手」らしい絵を描くところまできました。このラフは僕の一番好きな段階です。伸び伸びと楽しく描いていきましょう♪

ラフはこの手順で描いていきます。

  1. 手の平まで描いたアタリを用意
  2. アタリに肉付けしていく
  3. バランスを整える

まずはアタリを用意しよう

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は ラフのアタリ.png です

まずはアタリを用意しましょう。間違っても、アタリを描かずにいきなり下書きに入るような事はしないで下さい。

ここまで練習した事を飛ばさずに、絶対にアタリから描いていきます。これが大事です。

アタリに肉付けする

次に肉付けの作業に入りますが、

ポイントは、ここでもう一度「骨の構造を意識する」事です。

実際に当てはめてみましょう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は ラフのアタリ①.png です

この骨の線を入れるのは、無意識のうちにズレてしまうバランスを整えるのにとても役立ちます。慣れるまでは、線を引いて確認しながら描いていきましょう。

次に、このアタリに沿って指に肉付けしていきましょう。

ここでのポイントは、手の平を描いて、次に中指から描いていくという事です。

手の平は手の基礎となる土台、中指はバランス的に手の真ん中に位置する指であり、全ての指の基準となる指だからです。

他の指は、全て中指を基準に描いていきます。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は ラフのアタリ③.png です

ここは深く考えず、アタリに沿ってサクっと描いていきましょう。

ただし、必ず骨の向きや関節を無視して描くのは絶対に止めてください。それをやると全てが水の泡です。

骨と関節、指の向きなどが全てしっくりくるように描けるまで、ひたすら練習しましょう。何事も練習、練習です。

バランスを整える

ここで、バランスを整えます。この後は線画になりますので、ここの出来が作品の出来栄えを左右します。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は ラフのアタリ④.png です

しかし、最初はあまりリアルさを意識しないようにしてください。まだ慣れていないのに、この段階で写実的に書こうとしてもきっと上手く描けずに迷走してしまいます。

リアルな手は最終目標。

ここでは、まずはバランスを整え、違和感の無い手を書けるように心がけましょう。

さぁ、下書きの完成です。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 完成.png です

以上、お疲れ様でした!

ちなみに、僕はこれらのイラストを全てクリップスタジオというソフトで描いています。

良かったらこちらの記事もご覧になってみて下さい。

iPadでクリップスタジオを無料で使う使い方とプラン変更や価格について iPad Proを使って絵を描くのが最高にオススメできる理由iPad Proを使って絵を描くのが最高にオススメできる理由

まとめ

今回は、ここまでです。

今回の記事の内容は、本当に悩んで悩んで自分で試して描きながら何度も何度も書き直して記事を書きました。

おそらく、この内容を反復して練習する事で、基本となる手の形は描けるようになると思います。

ちなみに、僕がこのラフを完成させるとこんな感じになります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 完成②-1024x689.png です

僕より手を描くのが上手い人は星の数ほどいますし、今回の記事はあくまで一つの参考として捉えて下さい。他の人の動画や解説を見て、似ている部分や同じ箇所はそのままに、自分なりに描きやすい方法を模索するのが正解です。

もし、「どうしても描けない!」「記事の内容を試したけど無理だった」などがあったら、是非ツイッターで連絡下さい。その描けない手の形を解説付きで描いて説明したいと思います。

今回の内容で、必ず手は描けるようになります。それだけ自信があります。

是非、練習してみてください。